会費0円!完全無料!という言葉を聞くと疑いたくなるのが人の心情ですよね。しかし、埼北ToTは嘘偽りなく、完全無料の労働組合です。
なぜ会費完全無料で組織として成立できるのかを説明していきます。
一般的な労働組合における会費の使い道
そもそも、一般的な労働組合で徴収されている月5000円程度の会費は一体何に使われているのでしょうか。ざっと考えて以下の5点で使われることが多いようです。
- 事務費(消耗品費や通信費)
- 資料費(図書費や印刷費)
- 旅費(交通費)
- 給与費(給料や手当)
- 会合費(会議室代や講師代)
- 設営費(事務所費や営繕修理費)
それでは、上記の会費の使い道を如何にゼロにするかを具体的に説明していきます。
事務費をゼロにする
事務費は、消耗品費や通信費です。
消耗品費は、文房具や切手、コピー用紙、封筒の代金です。埼北ToTは機関誌は印刷せずにデータ配布で行います。ですから、当然、文房具や切手、用紙、封筒は一切使用しません。
また、通信費についても各個人が日常的に使用している一般家庭のWi-Fiを使用しますし、電話や郵便は一切しようしません。
よって、事務所費は完全にゼロとなります。
資料費をゼロにする
資料費は図書費や印刷費です。
インターネットに情報が溢れる現代です。わざわざ図書を購入しなくても、インターネット上で必要な情報はいくらでも収集することができます。SNSのTwitterやInstagramを活用することで必要な知識を得ることもできます。図書 < インターネット という考えではありません。飽くまでも、労働環境改善に必要な情報はインターネットで十分であるということです。
印刷費については、上記したように、埼北ToTでは紙ベースではなく、データで情報を発信&共有を行うので印刷ということ自体を行いません。もちろん印刷に関わる印刷機代やインク代も一切かかりません。
よって、資料費は完全にゼロとなります。
旅費をゼロにする
埼北ToTは基本的に集会や勉強会を行いません。行わないので旅費は発生しません。年1回の会員全員参加の総会もオンライン会議で行います。
唯一、旅費が発生してしまうのは、県市町教育委員会や教育事務所との交渉です。交渉時には現地に足を運ばなければならないため、旅費が発生してしまいます。(各教委や事務所にはオンラインでの交渉を提案していきます。)
旅費は発生しますが、参加者1人あたり1000円もかかりません。月5000円の会費に比べたら雀の涙ほどです。ここは大変申し訳ないのですが、交渉参加者の実費になってしまいます。交渉のオンライン化を目指します。
それが叶えば、旅費は完全にゼロとなります。
給与費をゼロにする
給与費は給料と手当です。
埼北ToTは会員全員が現職の教職員です。つまり、給料も手当も団体から個人へ支払うようなことはしません。
よって、給与費は完全にゼロとなります。
会合費をゼロにする
会合費は会合に関わる会議室代や勉強会における講師代です。
会合はオンライン会議やSNSを使用しますので、そもそも会議室を必要としません。勉強会もないので講師を呼ぶこともしません。役員会議を事務所で行う場合にも、お茶は出しません。喉が渇くなら各自が水筒を持ってくればいいのです。
よって、会合費は完全にゼロとなります。
設営費をゼロにする
設営費は事務所費や営繕修理費のことです。埼北ToTの事務所は会員の自宅を使わせていただいているため、事務所費は一切かかりません。自宅ですから、営繕修理費はかかりません。
よって。設営費は完全にゼロとなります。
会費0円は、SDGs
以上のように、埼北ToTでは、紙も自動車もペットボトル飲料も極力使用しません。お金もかからないし、地球にも優しい活動なんです。